制作あれこれ

松川佳代の絵日記。制作、講座、絵について思ったこと、なんでも。
主に別サイトにした制作・講座風景の更新のお知らせです。
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負けず嫌い力
最近、ツイッター見てます、というありがたいお言葉を頂戴することがよくあります。
ありがとうございます!

ブログにするのに、というか考えを文章にするのに時間がかかるほうなので、
その場の気分をつぶやけるのは私の性にあっているようです。
(その割に導入時期が時代に遅れてますけど…)

なので、気分によってほんとうにテンションが違うので、大丈夫?みたいなご心配をおかけしていることがあるようです。

えーと、だいじょうぶです(笑)


何と言いますか、負のエネルギーのような闇の世界のような内の暗いものというか
別にそこまで深刻でなくていいのですが
そういうネガティヴなものって多少なりとも誰しも持ってると思うのですね。

そして私はそういう「毒」のようなものがある絵のほうが好きなのです。
でも全面に毒々しいものは嫌いです。


↑毒々しさが大好きなエミール・ノルデ



↑寂し過ぎる感が大好きなジョルジュ・ミシェル


ちなみに、結婚して裕福になって幸せになった後のユトリロは好きではないです。笑

私の中の黒いもの、もしくはそれを黒い雲に投影しているのかも知れませんが、
人を不快にさせない程度の品を保った闇のスパイスがある絵を描きたいと思っています。
別に観た方すべてに伝わらなくても良いのです。隠し味なので。

そしてその品のようなもの。を左右するのが「色」だとも思っているので、
色にこだわれるパステルを選んでいるわけなのです。
油彩も好きですし、最終的に向かうのは油彩だと今でも思っているのですが、
現実的なことを考えるとできるうちに今はパステルで色の記憶を身体に蓄積しておこう、という気持ちです。


その負のエネルギーと関係あるかも知れませんが、よく落ち込みます。
でも、絵描きで落ち込まないほうが不健全だと思うのでそれはあまり気にしていません。

技術的なことや気分的なこと、両方で「最近落ちてきたな」と思うと、それを認めずに頑張ると本当に深刻に落ち兼ねないので、早い段階で認めることにしています。
アスリートではないので、常にコントロールできるメンタルトレーニングはしていませんが、集中力に関しては毎度の試合に賭けるスポーツに近いものがあるのではと思っています。
 (だから試合中に話しかけないでくださいね。というのが本音)



(箸休め的に 番外編の河口湖のボート)


ですので、私がたまに「落ちている」ことの原因が「同じ場所ばかり描いている虚無感から」とか「画壇に出られない焦りから」とかというご想像とは、残念ながらちょっと異なります。

そう言ってるのも負け惜しみなのかもしれませんが…


同じ公園という場所ばかり描いているのは一般的には確かに少しばかり特殊なことのようですが、
私は同じ絵を描いているつもりはない、と言いますか「同じものを描こうとはしていない」のです。
ですので、結果的に同じような絵が出来上がってしまったとしたら、私の力不足。に尽きます。

数年前、売れっ子作家さんに「今どき風景画なんて写真でいいじゃん」と言われてムカっと来たことを糧に(笑)頑張ってきましたが、よく考えれば素人の写真のような説明的な絵しか描けていなかった自分が未熟だったのであって。

「写真とはやっぱり違うね」と自然に言っていただけるような絵を目指したいと今は思っています。
 (でも当時の会話からするとたぶんその人はモネですら写真と同じに見えるような目だったのだと思います)



(↑これは低気圧接近の日の写真)

昭和記念公園という場所が、私の故郷、的な感傷めいたものを持っている気は…実はあまりしていません。
モチーフの宝庫、という気は、します。
強いて言えば、「東京でも風景画は描けるぞ」といったような大自然の地や観光地への対抗心というか負け惜しみというか、負けず嫌いの気持ちがあるのだと思います。



昔、まだ公園の絵を始める前のことです。

府中市美術館の帰り、府中公園の中を歩いている時に、ふと

「あー、こういう感じだ」と思ったことがあります。

例えて言えば、ディズニーランドのようなエンターテインメントの極みのようなものとか、新聞のスクープ記事のようなセンセーショナルなもの、コンクールに選ばれるのは、そんな絵が多いです。
私はディズニーランドのような徹底的に造られた世界も結構好きですが、自分ができるのはそっちじゃない。

人が日常的に立ち寄るところ、疲れた時にベンチに座って缶コーヒーを飲むようなところ。
目立たないけれど、人々に必要な場所。


「公園、のような絵が 描きたい」



そう思った数年後にまさに公園の絵ばかり描いているというのも何とも安直ですが…
私が公園を描いている理由のひとつは、そんな感じです。

ていうか、せっかく河口湖に行ってもひっくり返ったボートを描くようなセンスなので、実は特に意味などないかも知れません。笑



そんなかんじで。ブログにしようとするとどうしてもまとまらず長文になるのでツイッターくらいが合ってるのでは・・・

最後までお読みくださり、ありがとうございました! (^o^)




| Kayo | つれづれ | 00:27 | comments(6) |
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