制作あれこれ

松川佳代の絵日記。制作、講座、絵について思ったこと、なんでも。
主に別サイトにした制作・講座風景の更新のお知らせです。
鉛筆画講座開講します
1/24から、月1回の鉛筆画講座が始まります。

朝日カルチャー


タイトルは「モノトーンの小さな鉛筆画」です。




鉛筆画はそもそもモノトーンなわけですが…大事なところを二度言っているタイトルです。
特徴としたいのは「線」でなく「トーン(調子)」で描くという講座です。


私がずっと風景画を描くにあたって気を配っていたのは、一言で言えば「空気感」です。
「空気感」を描くには、先ず「空間」を描けなければ、というところに辿り着きました。

遠近感や奥行という空間を出すには、「空気遠近法」というものが最適です。
簡単に言えば、遠くは青くかすみ、近くのものははっきりと見えるというものです。




これを、モノトーン変換してみます(最近はスマホでもできますね)





どうでしょうか。

空間の感覚を損なわずに、モノトーンになっています。


これは、遠近の距離がさほどなくても、同じことです。




また、もっと狭い空間、静物画でも同じことです。





「空間を描く」ということは、「反射光を含めたあらゆる光の調子を繊細に捉える」ことだと私は思います。

(色んな考え方がありますが…視覚的な空間の場合です)

「光の調子」を捉えるには、まず「明暗」を捉えることが必要です。
そのために、モノトーンだけで描ける力をつけると、絵がぐっと伝わりやすくなります。

よくある白い石膏像など、同系色のものから明暗を感じることは比較的容易なことですが、
現実世界では、あらゆる「色」のついたものの「明暗」を見極める「眼」が必要になります。
色は、とても惑わされやすい存在です。


私はパステル講座は「色つきの木炭デッサン」だと思って明暗を重点的に指導させていただいていました。
ですが、やはり「色」という強い存在があると、色のぬり分けで終始してしまいがちです(特に静物画)。

多少乱暴な言い方になりますが、空間に「輪郭線」は存在しません。
あるのは「モノ」と「背景」の「境界線」です。

境界を線でなく、色でなく、「明暗」で捉えられるようになること。



それができるようになると、



同じ明度であれば違う色相に変えても空間は損なわれないということに気づきます。
(彩度などもありますが…それは今は置いておいて)



こうして、色を使う時にものの固有色に縛られない自由な色使いができるようになります。



極端な例を挙げておきますと…


エドヴァルド・ムンク House in Aasgaardstrand, 1905

ムンクのように木や家や大地を様々な赤で描いたとしても…



空間は損なわれていないということができます。



色彩の使い方、混ぜ方、考え方には多様なものがありますが、
まずは「色彩」を「明度」に置き換える力をつける





というのが、鉛筆画講座のねらいです!






残席わずかになりました。お問い合わせは朝日カルチャーへお願いいたします。

| Kayo | パステル教室 | 01:53 | comments(0) |
【お詫びと訂正】講座案内につきまして
先日個展のご案内とともにお送りしました【講座案内】の受講料に、誤りがありました。

八王子センター「パステル画入門」

 誤:【受講料】会員: 3か月 6回 14,904円(うち消費税額1,104円)

 正しくは 【受講料】会員: 3か月 6回 16,200円(うち消費税額1,200円)です。
      

お詫び申し上げまして、訂正いたします。たいへん失礼いたしました。
| Kayo | パステル教室 | 11:37 | comments(0) |
朝日カルチャーの受講生作品展
3月から展示していました、朝日カルチャーの受講生作品展が、いよいよ15日午前で終了となります。
立川ルミネの廊下での展示ですので、近隣のお店のお客様や向かいのパスポートセンターのお客様などにも
ご覧いただけたのではないかなと思います。

私の周りに聞こえてきたお声は、
「上手い!」(他講座受講生)
「売れそう!」(私の展示のお客様)
「先生より売れるんじゃない?」(母)

というとても好評なものばかりでした!

たいへん遅まきながら、
ここに記録として残しておきたいと思います。

(順不同、タイトルは割愛させていただきます)
(額と展示ケースの2重ガラス越しのため、反射が酷いです・・・ご容赦ください)


↑阿部 寛子さん

寂しくなりがちな秋冬の風景を
明るく鮮やかに描いています。


↑遠藤 孝さん

旅先の旅情(下)と、公園内の風景(上)ですが、
異空間のような不思議な世界です。


↑榎本 安希さん

梅と東屋の配置が落ち着いたとても良い風情です。




↑林 育男さん

いつもささっと一番乗りで仕上がります。
軽やかで楽しい絵です。



↑木村 まりさん

旅先の紅葉を何度も研究したり、とても熱心に描かれています。
とても鮮やかな発色になりました。


↑小池 梢さん

描くのに時間がかかってもマイペースで、
とても繊細な色使いを習得されました。



↑小松 成子さん

少な目のパステルで、混色に工夫されています。
広めにとった雲の色使いがきれいでした。


↑武藤 八枝子さん

夏の強い日差しと静物、どちらも潔いコントラストです。



↑小笠原 英二さん

力強く、独特なタッチを生かして遠目にも引き立ちます。


↑小野 啓子さん

とても時間をかけて描いているそうです。
現場の光の感じを捉えながら、精密に描かれています。



↑志麻 祥子さん (わけあって仮名です)

一日体験のターナーの模写を、丹念に繰り返し描きこみました。
深みのある模写と、配置も面白い静物です。




↑徳永 慶子さん

入会後、野外スケッチ第一回目の作品です。すごい!



↑米山 允子さん

色使いがとてもクールな方です。絵は視点も姿勢も情熱的です。



↑吉村 悦子さん

油彩のような濃厚な色使いです。
冬のくっきりとした空がよく表現されています。


↑講師 松川

わりと感情にまかせて描いた2点を出品していました。
皆さんに負けないように日々励んでいます。


朝日カルチャーは3年目になる講座ですが、
素晴らしい作品が集まって、講師としてとてもやり甲斐があります。
秋には、全講座の大規模な受講生展を開催予定です・・・・!(がんばります!)


朝日カルチャーの常設講座は、お陰さまで18名満員となりました。

一日体験講座は、6/4の午前・午後があります。(残席わずかです)

詳細はこちらをごらんください



 
| Kayo | パステル教室 | 01:28 | comments(0) |
講座のお知らせ
5月は個展が終わったり暑さにばてたりしているうちに気が付いたら終わりそうです。

さて、今週から7月期のカルチャーセンターの募集が始まっています。

◆絵画1日体験 パステルで模写 印象派シスレー 「ヴィルヌーヴ=ラ=ガレンヌの橋」



第4回となります、36色パステルで模写、1日体験。
1日どころか、2時間で超初心者でも名画を仕上げるという冒険講座です。
2時間で!?うそだ〜と思ったらお申込みください 笑(どっかのCMみたい…)

36色のパステルは基本色しかありませんので、十分とは言えませんが、
パステルの楽しい感触とともに、意外な組み合わせの混色を通して油彩の名画の深い色彩を体感していただこう、という講座です。

今回は明るいシスレーです。
風景画は人気ですし、今回は会場の都合により(増設したとしても)定員が6月のフェルメールより8名少ないです。
お早目のお申込みをどうぞ・・・

9/3(水)13:00-15:30

※詳しくは朝日カルチャーセンター立川のページをご覧ください。


同じく、朝日カルチャーの
◆絵画1日体験 パステルで模写 フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」を描く



こちらは、6/5は満席(キャンセル待ち)、6/18の増設クラスも、残り3席となりました。

6/18第3週 水曜 9:50-12:30

※お問い合わせは朝日カルチャーセンター立川まで、お願いいたします。


その他、常設講座も各講座受け付けております。
1・3火曜日のよみうりカルチャー「パステル風景画入門」が現在一番少人数でゆとりをもってご指導できています。

※詳しくは、松川佳代HPをご覧ください



どの講座も、カルチャーセンターという特性上3か月ごとの更新となっておりますが、継続してご指導する形です。
途中入会も随時可能です!


夏でも野外講座、ばんばんやりますよ〜(もちろん日陰で!)


| Kayo | パステル教室 | 23:06 | comments(0) |
春の新講座・開講迫る!
個展がもうすぐ。ということは4月がもうすぐ。ということは



4月から始まるパステル新講座の開講も、もうすぐです!!!





朝日カルチャーセンター立川

パステルで野外スケッチ − 春の昭和記念公園を描く

1・3・5週 金曜日
10:15〜12:15



私のパステル画講座としては、4つ目の講座の開講となりました。

本当に5年前は予測もできない展開で驚くばかりですが
受講された皆さんも、いつもご自分の出来栄えに驚かれていることでしょう!
特に始めたばかりの方々。

水彩画を習っている人口は多いので、そちらも習った、という方がよく話しておられるのは

「水彩のほうが難しいわ」

ということ。そうですよね。水加減とか。筆加減とか。手加減とか。マスキングとか。水張りとか下描きとかデッサンとか。
その点、パステル画は、パステルを買ってしまえば、手と指を使って市販の紙に描くだけ。
いたってシンプルで、描き直し描き加えが容易なので、デッサンの失敗を恐れず描けるのも初心者に向いているところです。



(↑はみだしても大丈夫なのです。)


そして何より一番の魅力は、色。




ソフトパステルの箱を買ってしまうと、思わず手にとって描きたくなる。
こんな色を混ぜるとこうなりますよ、というのを見ているともっと混ぜたくなる。
私の使っているのはセヌリエですよ〜発色いいですよ〜高いですよ〜と言うとそれも欲しくなる・・・(一部の熱心な方ですが 笑)


入口は入りやすいのに、奥が深すぎる。

パステル画は、そんな楽しい絵画の迷宮なので、楽しくてやめられない方々が増え続けています!



初回には、こんな私の制作過程をまとめたものを含め、20枚近いテキストをお渡しします。
ですので、いつ途中入会されても大丈夫ですが、やっぱり一番最初の説明が一番詳しいです!

ということで

まだ間に合う!朝日カルチャー4月期第一回は、4月5日(金)です。

開講したては、少人数でじっくりとご指導できますので、おすすめです。
(よみうりカルチャーは、3講座ともに人数が多めになってきました)





朝日カルチャーでは、雨の日は花束を用意していただけるのが特長です。
一人ではなかなか描けないような花束を囲んで描くのも楽しそうですね。


☆講座詳細はこちらをご覧ください→ 【朝日カルチャーセンター立川】電話:042-527-6511


花ざかりの春の公園へ出かけましょう・・・!

 
| Kayo | パステル教室 | 01:06 | comments(0) |
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